ジミー・チュウ ~デザイナーとしての軌跡~ TOP > 社内抗争

社内抗争

「ジミー・チュウ Ltd.」がイクイノックス社のもと、新体制で事業が始まりましたが、社内ではタマラとCEOのロバートとの間に亀裂が生じていました。

しかも、その亀裂は徐々に大きくなり、次第に収集がつかなくなったのです。

きっかけは、タマラの父、トムの死でした。

タマラもロバートも強気の性格で頻繁に衝突していました。

しかし、トムが仲裁に入っていたことで打撃的な衝突は免れていたのです。

そのトムが2004年、脳動脈瘤により息を引き取ると二人の暴走は誰にも止められなくなりました。

CEOのロバートは、この時代に頭を悩ませ、次第にジミー・チュウの事業から撤退することを考え始めたのです。

そして、会社を売りに出すことに決め、あちこちに働きかけました。

一方、ロバートが会社の売却を考えていたことを知らずにいたタマラは激怒しましたが、タマラもまた、優秀な企業への売却の道を模索し始めました。

但し、タマラにとって、「ジミー・チュウ」はなくてはならない存在であり、家族で成長させた企業です。

自らジミー・チュウから撤退することは考えられませんでした。

2007年2月、タワーブルック社が「ジミー・チュウ Ltd.」を買収することを正式に発表しました。

ロバートはCEOの座から降り、タマラは会社に残留して新たな契約金を勝ち取り、「ジミー・チュウ Ltd.」は再び船出の時を迎えたのです。