ジミー・チュウ ~デザイナーとしての軌跡~ TOP > 幼い頃 ~ ロンドンの大学へ

幼い頃 ~ ロンドンの大学へ

ジミーが初めて靴を作ったのは、何と11歳の頃です。

靴職人として働く父親の姿を見続け、彼もまた靴職人としての道を歩み始めていました。

彼が作ったのは、黒いバックストラップのついたパンプスで母のために作ったものです。

父は、ジミーの靴職人になる夢をくみ取り、やがて彼をロンドンにいる親戚のもとに送ります。

彼らの住むペナンは、深刻な経済危機を迎えており求人は少なく、ましてや靴職人としての職はないに等しいものでした。

そこで、ジミーの夢の扉を開けるため、彼にロンドンに滞在するチャンスを与えたのです。

ロンドン到着後、ジミーは自分の靴に対する愛を親戚に語り続けました。

その後彼は、親戚にロンドンにある「レザー・トレード・スクール」という製靴を学べる学校を紹介され、ロンドンで学ぶ決心をしたのです。

ロンドンは、フランスのパリやニューヨークと並ぶ世界随一のファッション産業の都市、彼は親戚のロンドン在住、そしてそのことで得た進学のチャンスに感謝したに違いありません。

但し、彼はイギリスに住むようになり、初めて英語を学ぶことになりました。

そのため言葉の壁が大きく感じ、言葉のコンプレックスから抜け出せず、学業に没頭する以前にこの問題をどうにかしなければなりませんでした。

彼は後にインタビューで
「英語が話せなかったことで本当に苦労した」
と話しています。